木と語る匠の知恵 室生寺五重塔はいかにして蘇ったか

松田敏行/著

発売日:2006年6月

  • 木と語る匠の知恵 室生寺五重塔はいかにして蘇ったか
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ISBN
978-4-396-31406-4
著者情報
松田 敏行(マツダ トシユキ)
1932年、奈良県生まれ。奈良県立吉野工業高校を卒業後、奈良県文化財保存課に勤務。93年に退職するまでの42年間、唐招提寺宝蔵や海竜王寺西金堂など、多数の文化財の保存修理に携わる。98年、台風で損壊した室生寺五重塔の修復工事を依頼され、2年後、見事に修復を果たす

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商品説明

「軒反り」の壮麗さ、「垂木」の美しさ、「檜皮茸」の幽寂…室生寺五重塔や唐招提寺宝蔵、薬師寺東塔など、40年以上にわたって文化財の保存修理に携わってきた著者が、古寺に込められた日本人の悠久の智恵を語る。

平山郁夫氏推薦
「先人たちの知恵と木造建築への思いの深さ」
法隆寺、唐招提寺、室生寺

古都に息づく木の文化

「軒反(のきぞ)り」の壮麗さ、「垂木(たるき)」の美しさ、「檜皮葺(ひわだぶき)」の幽寂
室生寺五重塔や唐招提寺宝蔵、薬師寺東塔など、40年以上にわたって文化財の保存修理に携わってきた著者が、古寺に込められた日本人の悠久の知恵を語る。

<日本の「木造建築」と古(いにしえ)の匠(たくみ)の知恵を知る
平山郁夫(ひらやまいくお)>

室生寺五重塔は、私も若い頃からよく通った、それは可憐(かれん)で美しい塔です。室生の山並に囲まれて、初夏の石楠花(しゃくなげ)、冬の雪景色など、四季それぞれに違う美しさを見せてくれます。

そんな塔が平成十年の台風で無惨(むざん)に壊れてしまいましたが、松田さんや多くの人の力で見事に修復されてよみがえりました。

日本の木造建築というのは、古代から営々(えいえい)と、匠(たくみ)や社寺(しゃじ)を大切にする人々の心で、大事に修理されて現代まで伝わった、世界に誇る文化財です。古の匠や先人たちの知恵、木造建築に対する思いの深さがしみじみと伝わってきて、次の世代へとこの貴重な文化財を伝えていくために今、何が大切なのかを、もう一度考えさせられる素晴らしい一冊です。

目次

1章 室生寺五重塔・千二百年の「生命」と「美」の秘密―小さな塔は「智恵の宝庫」だった(弘法大師が一夜で建てた五重塔
「目通り」一.四メートルの大木をなぎ倒した台風 ほか)
2章 古都・奈良に息づく「悠久の智恵」―世界に誇る「木の文化」の素晴らしさ(「唐招提寺」に残る平城京の痕跡
法隆寺よりは緩やかな「エンタシス」 ほか)
3章 歴史を映し出す「木造建築」の魅力―時代とともに姿を変え続ける建物を追って(創建当時からの変遷を推理する
辻褄の合わない部分を、いかに見つけるか ほか)
4章 千年後の日本に文化財を伝えるために―もう一度見直すべき「古からの慣習」(台風との不思議な「縁」
文化財保存技術者の一番大事な仕事とは ほか)

商品詳細

シリーズ名
祥伝社黄金文庫 Gま7-1
出版社名
祥伝社
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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