刑事責任能力の本質とその判断

安田拓人/著

発売日:2006年7月

  • 刑事責任能力の本質とその判断
  • 刑事責任能力の本質とその判断
ISBN
978-4-335-35374-1
著者情報
安田 拓人(ヤスダ タクト)
1970年(昭和45年)三重県生まれ。1993年(平成5年)京都大学法学部卒業。1997年(平成9年)京都大学大学院法学研究科博士後期課程民刑事法専攻中途退学。同年、金沢大学助教授(法学部)。2001年(平成13年)大阪大学助教授(大学院法学研究科)。専攻は刑法学

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商品説明

●刑法39条の解釈論としての責任能力の本質とその判断基準を明らかにする
責任能力論を専門とする若手研究者による、意欲的な書き下ろし論文集。ドイツにおける議論を比較検討し、わが国の刑法39条の解釈論として、責任能力の本質とその判断基準を解明する。著者はまず、伝統的な他行為可能性に基づく責任概念を維持する立場を再確認した上で、その立場から、精神機能の障害により認識・制御能力に影響が生じる場合をすべて捉えることができるよう精神の障害概念の再構成を図る。そして、認識・制御能力を主体論と可能性論に分ける構造・本質論を提示し、そこから責任能力の判断基準の解明を試みる。刑事法分野のみならず、刑事裁判における精神鑑定および精神病者の治療・処遇の問題として司法精神医学分野でも関心の高い刑法39条の解釈論につき、心神喪失者等医療観察法成立以降の最新の議論の状況を踏まえながら、有益な示唆を与える。

目次

第1章 責任(能力)と予防の関係
第2章 責任能力制度の位置づけ:精神の障害の要件
 第1節 現行刑法39条の規定
 第2節 ドイツにおける医学的病気概念と法律的病気概念
 第3節 心神喪失者等医療観察法の成立
 第4節 精神の障害の要件の再構成
第3章 認識能力と制御能力の要件
 第1節 認識能力の判断
 第2節 制御能力の判断
第4章 限定責任能力・心神耗弱
 第1節 心神喪失者等医療観察法成立の影響
 第2節 限定責任能力の位置づけをめぐるドイツの議論
 第3節 能力低下の著しさの判断
第5章 責任能力判断の事実的基礎と規範的判断
第6章 責任能力の具体的判断
 第1節 複数の鑑定の結論が異なった場合
 第2節 部分的責任能力

商品詳細

出版社名
弘文堂
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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