リンゴ農家の経営危機とリンゴ火傷病の検疫問題 WTO体制下の構造問題に迫る
発売日:2007年12月
- ISBN
- 978-4-902774-29-0
- 著者情報
- 宇野 忠義(ウノ タダヨシ)
1943年岡山県生まれ。1966年京都大学農学部卒業。1967年農林省農業総合研究所計画部研究員。同積雪地方支所、北海道支所、農業構造部長を経て1995年弘前大学農学部教授、岩手大学大学院連合農学研究科教授。現在、弘前大学農学生命科学部教授。農学博士
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商品説明
おいしいリンゴは、永年の英知と経験、自然・病虫害との闘い・共生のたまものであり、その価値が正当に評価され、再生産できることを待っている。ところが、そのりんご産業が現在重大な危機に直面している。1990年4月にりんご果汁の輸入自由化が決定され、それ以降果汁の輸入が増大を続けており、こうした国際競争と輸入圧力によって極めて厳しい局面に立たされてきた。ことに、リンゴ農家の経営の悪化はかってない厳しさがあり、耐え難い恐慌的状態に陥っている。青森県の稲作も同様に厳しい状況にあるが、このような事実は一部の専門家のみしか知らない。広く一般には知らされていないといえる。危機は貿易自由化との関連で発生しており、その根源には1995年に成立したWTO(世界貿易機関)体制の存在とそれがもたらす構造的問題性を指摘できる。本書では、国際的視野の下で、経営問題と検疫問題を通して、WTO体制の構造的問題に迫っている。本書はリンゴ産業・農業関係者のみならず、消費者にも是非目を通し、考えていただきたい書物である。
目次
第1章 リンゴ果汁輸入の急増が日本のリンゴ経営に与えた影響(中国のリンゴ生産の激増とその背景
中国産リンゴ及び果汁の輸出の激増
日本のリンゴ及び果汁の輸入状況 ほか)
第2章 最重要病害リンゴ火傷病の日米検疫問題の経過と今後の課題(リンゴ火傷病の日米検疫問題の経過
改訂検疫措置に対する若干の考察
ドイツにおける火傷病の発生と防除対策並びに火傷病防疫条令)
おわりに(WTO体制の特徴とその影響、問題性
リンゴ経営及びリンゴ火傷病の検疫問題への今後の課題)
商品詳細
- 出版社名
- 弘前大学出版会
- フォーマット
- 単行本
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