身体の国民化 多極化するチェコ社会と体操運動

福田宏/著

発売日:2006年2月

  • 身体の国民化 多極化するチェコ社会と体操運動
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ISBN
978-4-8329-6581-2

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商品説明

現在のオリンピックやサッカーなどを見てもナショナリズムと身体文化の結びつきは明らかである.本書は,チェコ人とドイツ人の対立が深まっていった19世紀チェコの体操運動に焦点を当て,活発に活動していた体操結社が,大衆を「国民化」してゆく過程を詳細に論じる.

ナショナリズムと身体文化の結びつきを、19世紀チェコの体操運動による大衆の「国民化」に見る

目次

プロローグ1万1000名の集団美民主主義の学校3つの出会い (1) 市民層と下層民の出会い (2) 市民性とエスニック性の出会い (3) 身体と精神の出会い本書の構成第1章 国民社会への軌跡はじめに1.1 多極化するチェコ社会 1.1.1 対抗意識 1.1.2 誰がチェコ人なのか?1.2 チェコ社会における国民主義の展開 1.2.1 M.フロフの段階論 1.2.2 近代的「市民社会」としての国民(C1段階) 1.2.3 一人歩きする「チェコ性」(C2段階) 1.2.4 市民層と下層民のせめぎ合い(C3段階)1.3 ドイツ系社会とユダヤ系社会の反応 1.3.1 追い込まれるドイツ系社会 1.3.2 「袋小路」のユダヤ系社会1.4 研究史 1.4.1 近代性(=市民性)への着目 1.4.2 チェコ史学における新しい流れ 1.4.3 体育史研究における変化おわりに――本書の位置づけ第2章 チェコ系とドイツ系の「分化」はじめに2.1 チェコ社会における結社活動の発展 2.1.1 立憲体制への移行と結社法 2.1.2 結社の発展と諸国民の「分化」2.2 体操運動における「分化」過程 2.2.1 体操運動の萌芽期 2.2.2 「分化」の始まり2.3 創設者の「覚醒」 2.3.1 フュグネルの「チェコ化」 2.3.2 ティルシュの模索2.4 チェコ的体操の探究――身体文化の創出 2.4.1 「適者生存」の世界観 2.4.2 モデルとしての古代ギリシアおわりに第3章 シンボルをめぐる闘争はじめに3.1 ソコル 3.1.1 ソコルの発展 3.1.2 体操運動における国民的公共圏 3.1.3 チェコ社会におけるヤン・フス 3.1.4 ソコルにおけるヤン・フス3.2 労働者系体操運動 3.2.1 労働者体操協会の誕生 3.2.2 初期の課題 3.2.3 ソコルとの関係 3.2.4 「先駆的社会主義者」としてのヤン・フス3.3 カトリック系体操団体 3.3.1 カトリック大衆運動とオレル 3.3.2 ソコルとの「対決」と「真のキリスト者」としてのフスおわりにほか

商品詳細

出版社名
北海道大学出版会
フォーマット
単行本

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