天竜川殺人事件 長編本格推理書下ろし
発売日:2006年5月
- ISBN
- 978-4-396-20816-5
- 著者情報
- 梓 林太郎(アズサ リンタロウ)
貿易会社、経営コンサルタント会社、調査会社など、様々な職業を経験、80年『九月の渓で』で「小説宝石エンタテインメント小説大賞」を受賞しデビュー。山岳ミステリーでは第一人者として知られる。長野県下伊那郡上郷村(現飯田市)生まれ
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商品説明
過去と現在、二つの殺人が戦後の闇を炙りだす 旅行作家・茶屋次郎(ちゃやじろう)は新宿のクラブ・ホステスから人捜(さが)しを依頼される。捜す相手は、「会長」と呼ばれる金融業者。正体は何を生業(なりわい)としているか不明の謎の人物だった。愛人のホステスの前から忽然(こつぜん)と姿を消したという。目撃証言をもとに長野・天竜峡(てんりゅうきょう)に向かった茶屋は、男の居場所を突き止める。しかしその直後、女性の他殺死体が!被害者は7年前失踪(しっそう)した、「会長」とつながりのある女性だった。誰がなぜ?やがて、60年前にこの土地で起きた“一家七人惨殺事件”の存在が浮上。2つの事件には奇妙な符合があった 。
商品詳細
- シリーズ名
- ノン・ノベル 816 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
- 出版社名
- 祥伝社
- 対象年齢
- 一般
- 著者コメント
- 昭和21年(1946)、南アルプスの稜線(りょうせん)がまだ白い五月、事件は起きた。そのころ私は、母とともに母の実家に身を寄せていた。4キロほど離れていたろうか、女性2人とその子供5人の家族全員が、斧で頭を割られた。母の実家のトイレは外にあった。夜は用足しにゆけないくらい怖く、気味が悪かったのを覚えている。事件以来、どの家も戸締まりを厳重にするようになった。 あの事件は、なぜ解決しなかったのか 私はその思いをずっと抱いていた。 大火で飯田(いいだ)市の空が真っ赤に燃え、火の粉(こ)が頭上を飛んだのは、事件の翌年だった。
- フォーマット
- 文庫
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