還りのことば 吉本隆明と親鸞という主題

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ISBN
978-4-87672-194-8
著者情報
吉本 隆明(ヨシモト タカアキ)
詩人、評論家。1924年東京生まれ。1947年東京工業大学理学系化学科卒

菅瀬 融爾(スガセ ユウジ)
浄土真宗本願寺派教蓮寺住職。1944年東京生まれ。1966年広島大学文学部卒。1968年龍谷大学大学院修士課程修了

芹沢 俊介(セリザワ シュンスケ)
評論家。1942年東京生まれ。1965年上智大学経済学部卒

今津 芳文(イマズ ヨシフミ)
浄土真宗本願寺派明福寺住職。1950年広島生まれ

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商品説明

存在倫理、人間力、段階と死、自己への配慮(フーコー)、自己としての自己と社会的な自己・・・など、思想家・吉本隆明の言葉を手がかりに信仰と存在の本質を探るアンソロジー。・・・このかんがえを最後のところまで突きつめていくと、存在あるいは存在根拠というのが問われてしまう。その問われた場合には、つまり自分と外とのかかわり、他者との関係とか時代との関係といったあらゆる関係がぜんぶどこかに集約されて、集約されていながらその区別はきちっとついているという状態が、ぼくらが現在望み得る人間力としての最後の問題なんだとおもいます。

思想家・吉本隆明の言葉を手がかりに親鸞を読み解き、信仰と存在の本質を探るアンソロジー。

目次

まえがき 吉本隆明
1 吉本隆明に聞く
①還相の視座から 聞き手●菅瀬融爾 今津芳文
中沢新一の〈宗教考古学〉と吉本隆明の〈アフリカ的段階〉/学問としての宗教体験/手でかんがえる/気功のこと/客観性を排除した親鸞/聖地の観光化と精神の依存症/自然信仰の理論化/宗教とは何か/未開野蛮の時代と〈死〉/法律や国家の危うさ/欧米的「世界はひとつ」ということの傲慢さ/世界性のあり方/自分の〈内〉の問題、〈外〉の問題/〈存在倫理〉の設定/フランスのナショナリズム/親鸞の布教姿勢
②〈空隙〉より出る言葉 聞き手●芹沢俊介 菅瀬融爾 今津芳文
山崎龍明の吉本批判/宗教と倫理/犯罪の思想的必然性/法律家への懐疑/親鸞教徒の使  命/時代の加速/思考の放棄=動物生への回帰/消費資本主義社会の高度化/シュンペーターのマルクス批判と〈人間力〉/価値浮遊と個人化の時代/〈人間力〉について/〈自己としての自己〉と〈社会的自己〉/フーコーの〈自己への配慮〉/否定の連鎖/最後の問題としての〈存在倫理〉/〈存在倫理〉とウィニコットの〈being〉
2 論考
吉本隆明「存在倫理」をめぐって ●芹沢俊介
「正定聚」をめぐる断章〜主に吉本隆明の親鸞論から ●今津芳文
はじめに/共同幻想と自己幻想について/「正定聚」をめぐる言説の往還する路/〈契機〉という構造/めまいからの目覚め/易行と横超/「死」からの視座/還相へ―往相過程の?路を超えて/おわりに
巳然形の親鸞 ●菅瀬融爾
親鸞の読みかえ/未然形と巳然形/〈空―無自性〉について/二種の往生/自己絶対化への危惧/往きと還り
あとがき 今津芳文

商品詳細

出版社名
雲母書房
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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