里と森の危機(クライシス) 暮らし多様化への提言
発売日:2005年10月
- ISBN
- 978-4-02-259886-8
- 著者情報
- 佐藤 洋一郎(サトウ ヨウイチロウ)
1952年、和歌山県生まれ。京都大学農学部農学科卒、京都大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士。国立遺伝学研究所助手、静岡大学農学部助教授を経て、総合地球環境学研究所教授
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商品説明
今から約1万年前、定住生活を始めた人は燃料や建材を得るため、森の木を伐った。火や水の力を利用して山を切り拓き、食料となる植物の種子を播いた。植物の花々は虫を招き、それを追って動物たちがやってきた。こうして人の手によってつくられた「里」は、多様性に満ちた生態系を作りだした。また、里は人の感性も育んだ。花は人々の色の学校となり、その香りは季節を教え、果実は味覚を豊かに広げた。ところが今、私たちの心を育んだ里は崩壊への道を辿っている。休耕田は広がり、過疎化が進み集落は消え、森は荒れ、田畑は原始の森へ呑み込まれていく。いったい何が起きているのか―植物遺伝学の第一人者が「里」に迫る危機の意味を読み解き、再生への道を提言する。
生活パターンの単一化、都市と山の二分化により、日本人が守ってきた「里」が危ない。植物遺伝学者が環境危機を訴え、里の再生を提言。
目次
1 里と森に起きていること(米を作らなくなった農家たち
人びとを襲う微生物
品種の世界に起きていること
失われゆく生物多様性)
2 里離れする日本人(食べなくなった日本人
森に起きていること
消えゆく里)
3 里という生態系(里のなりたち
里の生物たち
招かれざる客)
4 ヒトを人にした里(五感を育てた里
人が作った植物―栽培植物)
5 里と森の再生にむけて(火を使おう
森の恵みを再活用しよう
里の多様性を復活しよう
品種の多様化をめざして―イセヒカリ物語
生態系と地球環境問題
野生種の自生地保護のその後)
商品詳細
- シリーズ名
- 朝日選書 786
- 出版社名
- 朝日新聞出版
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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