虫から環境を考える 2「雑木林を飛ぶオオムラサキ」
発売日:2005年3月
- 巻の著者
- 海野和男/写真・文
- 巻の書名
- 雑木林を飛ぶオオムラサキ
- ISBN
- 978-4-03-527840-5
- 著者情報
- 海野 和男(ウンノ カズオ)
1947年、東京都生まれ。東京農工大学卒業。少年時代から昆虫の魅力にとりつかれ、大学在学中に日高敏隆研究室で、昆虫や生物全体について学ぶ。その後、フリーの写真家・昆虫研究家として、アジア・アメリカの熱帯雨林など世界じゅうをかけめぐり、撮影や研究、執筆に活躍。ビデオやデジタルカメラでの撮影にも意欲を燃やし、最近では長野県小諸市を中心に、身近な自然を記録している。『昆虫の擬態』(平凡社、1994年日本写真協会年度賞受賞)など、著書多数。日本自然科学写真協会副会長、日本昆虫協会理事、日本写真家協会会員
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商品説明
雑木林の美しいチョウ、オオムラサキ。身近だったチョウがなぜ少なくなったのか、雑木林とオオムラサキの一年を観察して考えよう。小学中級から。
【対象】小学中学年
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
子どもの頃に見たオオムラサキに強い影響を受けた作者。長い年月の間に観察し、撮影した写真を通して、昆虫の生活と、雑木林や人間の生活の変化などを教えてくれる学習絵本。2005年刊行。成虫(蝶)の姿が特に印象的だが、幼虫時代の姿も「勇壮」だと思った。赤ちゃん時代を終えると、頭に角が生え、脱皮をするごとに体も角も大きくなっていく。さなぎになる前には戦艦のような堂々たる体躯。大物になるだけあって、子ども時代から、特別な雰囲気があるように見えた。雑木林の樹液に集まる虫の中でも、かなり大きな方だが、それでもスズメバチには遠慮する。とはいえ、生活が懸かっているので樹液を吸わないわけにもいかず、虫たちは怖い存在がいなくなったのを確認して、一斉にまた樹液にむらがるという。著者が、虫たちをしっかり観察して、それぞれを尊重し、敬意をもって接してきたことが感じられる文章だ。戦後、人間の生活がどんどん変わることで、雑木林が手入れされなくなり、そこに住む生き物たちに大きな影響を与えたという。人間も自然の一部で、お互いに影響しあっていることがわかった。オオムラサキが作者に影響を与え、この本が読者に影響を与え、読者が自然に対して何らかの行動をする。結局、人間は自然と関わらずにはいられないのだとわかった。読み応えがあるので、大人にもおススメです。(渡”邉恵’里’さん 40代・東京都 )
目次
オオムラサキとそのすみか―雑木林のチョウ
ふえていたオオムラサキ―1970年代
減ったオオムラサキ―1980年代
えさ台にやってきたオオムラサキ―小諸での再会
春の雑木林―エノキの新芽を食べる幼虫
初夏の雑木林―どんどん成長する幼虫
夏の雑木林―樹液に集まる成虫
盛夏の雑木林―交尾と産卵
夏のおわり―ふ化と幼虫の成長
秋の雑木林―茶色に変わる4令幼虫
冬の雑木林―幼虫は落ち葉の下で越冬
雑木林とオオムラサキの一年をみつめて
オオムラサキを守る―北杜市オオムラサキセンター
商品詳細
- 出版社名
- 偕成社
- 対象年齢
- 小学中学年
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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