ランダムウォークとくりこみ群 確率論から数理物理学へ

服部哲弥/著

発売日:2004年8月

  • ランダムウォークとくりこみ群 確率論から数理物理学へ
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ISBN
978-4-320-01733-7
著者情報
服部 哲弥(ハットリ テツヤ)
1985年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院理学研究科教授。理学博士。専攻は数理物理学、確率論

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商品説明

くりこみ群とは,精度のスケール変換に対する元の系の応答を適当なパラメータ空間上で記述した力学系であって,その固定点近傍の振る舞いが系の漸近的性質を定めるものを言う。理論物理学では無限自由度系の数学的構造をとらえるときの一つの鍵になる概念であるが,その数学的研究は入り口に近い段階にある。
本書では,くりこみ群の本質を損なわない範囲でもっとも簡単な対象と考えられる,path上の確率測度(確率連鎖)を題材とすることで,専門的な背景をできるだけ用いずに,かつ数学的正確さを損なわずにくりこみ群を説明している。
ランダムウォークとself-avoiding pathの数学の入門的解説を最初に置き,やや専門的と思われる証明などは補遺にまわすなど,初学者を意識した構成となっている。一方,基礎事項から本書の題材までを一冊で学べるように詳しい補遺を用意したので,専門的に研究したい場合にも参考になる。特に,指数型のタウバー型定理の紹介や統計力学との関係の解説は他の教科書では得がたい知識であろう。

くりこみ群の本質を損なわない範囲でもっとも簡単な対象と考えられるPath上の確率測度あるいは確率連鎖の紹介から始める。

目次

「ぎざぎざ」からくりこみ群へ
第1部 Path空間上の確率測度(Z上の有限長のpathの確率論
Z上の単純ランダムウォーク
Zn上の単純ランダムウォーク ほか)
第2部 くりこみ群によるpath空間上の確率測度の解析(Z上のpathくりこみ群
Sierpi´nski gasket上のself‐avoiding path
Pre‐d次元gasket上のランダムウォークと等方性の回復 ほか)
補遺(指数型のタウバー型定理
母関数の再帰式で定義された非負実数上の確率測度の弱収束
くりこみ群が定める確率測度の列と確率連鎖との対応(定理5.11の証明) ほか)

商品詳細

シリーズ名
新しい解析学の流れ
出版社名
共立出版
フォーマット
単行本

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