白秋と茂吉
発売日:2003年10月
- ISBN
- 978-4-622-07065-8
- 著者情報
- 飯島 耕一(イイジマ コウイチ)
1930年岡山に生まれる。1952年東京大学文学部仏文科卒業。国学院大学教授を経て、2000年3月まで明治大学教授。1953年詩集「他人の空」(ユリイカ)。1955年シュルレアリスム研究会をつくって数年間続いた。詩集に「ゴヤのファースト・ネームは」(高見順賞)、「夜を夢想する小太陽の独言」(現代詩人賞)、などがあり、評論集に「日本のシュールレアリスム」、「シュルレアリスムという伝説」、「現代詩が若かったころ」などがある。他に小説「暗殺百美人」(ドゥ・マゴ文学賞)、「六波羅カプリチョス」、「小説平賀源内」がある
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商品説明
茂吉に比べて、白秋の存在は名のみ先行して余り読まれていないようである。しかし白秋の詩作品のすばらしさは、萩原朔太郎が彼を師と仰いだ一事をもってしても十分に推察されよう。また「アララギ」の写生に対して、白秋は「多磨」創刊によって短歌運動を推進し、もう少し自由な文学空間を志向した。本書は、白秋と茂吉の作品と生涯を対比しつつ、二人の異なる特性を詳細に鑑賞・吟味したユニークな成果である。九州柳河と東北金瓶という出自からくる感性の違い、写生と象徴主義、暗鬱と蒼穹など、両者の相違点を作品に即しながら明らかにしてゆく。朔太郎や犀星、折口信夫、中野重治、西脇順三郎など、多くの詩歌人たちとの関係を踏まえつつ、著者は改めて、白秋と茂吉の意味を近=現代文学史のなかに位置づける。
暗いユーモアと南国のウィット――近現代の詩歌史に聳立する対照的な二巨人の軌跡を精査する。
目次
『雀の生活』
『白金ノ独楽』
『雀の卵』
ふたたび『雀の卵』
『小笠原小品』と『フレップ・トリップ』
茂吉の白秋論
茂吉の「夏日偶語」など
茂吉の「ドナウ源流行」など
白秋の弟子の一人をめぐって
迢空の白秋論
『渓流唱』と『黒檜』
『牡丹の木』
『邪宗門』ノートの興奮
『桐の花』から今日の歌まで―現代短歌論
茂吉の川
茂吉の死
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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