腎移植のための腹腔鏡下手術 ドナー腎摘術を中心に
発売日:2003年10月
- ISBN
- 978-4-89044-538-7
- 著者情報
- 寺岡 慧(テラオカ サトシ)
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター教授
渕之上 昌平(フチノウエ ショウヘイ)
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター助教授
中島 一朗(ナカジマ イチロウ)
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター講師
唐仁原 全(トウジンバラ タモツ)
東京女子医科大学腎臓病総合医療センター助手、医局長
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商品説明
近年の内鏡視下手術の進歩は著しく、広い分野で難易度の高い手術が行われるようになった。低侵襲で患者の苦痛が少なく傷が小さく早期退院が可能とあっては、在院日数短縮医療政策ともあいまって、鏡視下手術がますます普及発展してゆくことは間違いない。しかし、全体像を把握しながら行う従来の手術と違って、鏡視下手術では大出血したときの緊急止血が難しいとか、注入ガスが原因となる合併症などの難点がある。さらに、外科解剖を熟知していない初心者の教育が難しいことも問題とされている。
一方、生体移植ドナーの臓器摘出術の絶対必要条件は、ドナーと臓器に少しでも異常を起こしてはならないこととされている。生態腎移植ドナーの腹腔鏡下腎摘術が行われるようになったということは知識、経験ならびに技術のすべてが上記の厳しい条件を十分満たすレベルに達したことを意味しているものであろう。欧米に追従する形ではあるが、わが国の腹腔鏡下腎摘術は、全国アンケート調査でもかなり普及してきていることがうかがわれ、近い将来、標準的手術は腹腔鏡下手術といわれるようになりそうである。しかし、普及と同時に事故が起こる可能性も高くなることが危惧される。絶対に事故を起こしてはならないのがドナー手術であることを肝に銘じて手技に熟達することが肝要である。
早く手技を習得するためには、ひとつの標準術式が定まっていることが望ましい。ところが腹腔鏡下腎摘術には種々の術式が存在し、たとえば、アプローチの方法では後腹膜到達法と経腹膜到達法とがあり、さらに、hand assist法採用の有無でも術式が分かれる。それぞれ一長一短あり、これから始めようとする施設では迷うことであろう。
目次
1 腎移植における腹腔鏡下手術の基本事項(腎移植ドナー手術における原則―適応評価とインフォームド・コンセント
沿革と現況 ほか)
2 生体腎移植における腹腔鏡下ドナー腎摘術(術前評価としての3D‐CTA
手術適応 ほか)
3 ABO不適合腎移植における腹腔鏡下脾摘術(手術手技
手術成績(術式別の比較))
4 腎移植後リンパ嚢腫に対する腹腔鏡下開窓術(発生頻度と手術適応
手術手技)
商品詳細
- 出版社名
- 日本医学館
- フォーマット
- 単行本
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