北朝鮮「楽園」の残骸 ある東独青年が見た真実
発売日:2003年9月
- ISBN
- 978-4-7942-1241-2
- 著者情報
- ブラツケ,マイク(ブラツケ,マイク)(Bratzke,Mike)
1973年、旧東独ベルリン生まれ。16歳のときに「ベルリンの壁」崩壊を見る。96年から2年間、ベルリン・テクニカルカレッジで建築関係の法律、設計等を学ぶ。98年、国家公認塗装技術者となり、職人養成の教師資格を得る。93年、ドイツのNGO“カップ・アナムーア”の技術スタッフとして北朝鮮へ。以後、2003年5月まで4回にわたり北朝鮮で援助活動に従事。13の道・主要都市のうち10に足を踏み入れ、人民病院、学校、保育施設の設備改善を担当し、援助物資の査察をおこなう
川口 マーン恵美(カワグチ マーンエミ)
作家・翻訳家。1956年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業。82年ドイツのシュツットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了
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商品説明
NGOスタッフとして初めて平壌入りしたとき、この国を支配している空気には何かしら馴染み深いものがあった。それから3年半、旧東独に生まれ、16歳で「ベルリンの壁」の崩壊を体験した青年は、消滅した祖国とは異質な生活をこの地で垣間見る。革命の理想の残骸のなかでプロパガンダの暴力にさらされ、金一族の「神話」にがんじがらめとなり、自由な行動を窒息寸前まで抑圧された人々。この国のありさまは、下界から隔絶されたカルト集団のようでもあり、ジョージ・オーウェルの小説『一九八四年』が描く全体主義国家と、その細部にいたるまで、ぞっとするほど似ていたのだった…。ここにあるのは、1999年から2003年にかけての援助活動中に撮影し、特別なルートから持ち出すことができた、きわめて貴重な写真と、洞察力にみちた観察眼がとらえた、最新の北朝鮮のありのままの現実である。
目次
1章 プロパガンダの華やかな世界―現実を排除する無数の幻想とアイデア
2章 鎌とハンマーとペンシル―「三つの偉大な革命」の無残な結末
3章 金ファミリーの「神話」―共産主義の名のもとに具現した封建主義体制
4章 革命を継ぐ世代―子供時代を持たずに育つ子供たち
5章 ピョンヤン大聖堂の影で―唯一のものとして作られた権力の中枢
6章 その他大勢の地方―極端な地域格差の中で生きる「田舎人」
7章 「軍と人民は一体である」―国民を疲弊させる国民の守護者
商品詳細
- 出版社名
- 草思社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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