精神分析という営み 生きた空間をもとめて

藤山直樹/著

発売日:2003年8月

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ISBN
978-4-7533-0305-2
著者情報
藤山 直樹(フジヤマ ナオキ)
1953年福岡県に生まれる。幼少期を山口県の瀬戸内海岸で育つ。1978年東京大学医学部卒業。その後、帝京大学医学部助手、東京大学保健センター講師、日本女子大学人間社会学部教授を経て。現在、上智大学文学部心理学科教授、東京神宮前にて個人開業、国際精神分析学会(IPA)認定精神分析家。専攻、精神分析

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商品説明

精神分析の実践に関わる私のこころはその営みに巻き込まれ,私であることをいくぶんか失っている。失っては取り戻す,その運動こそが,精神分析の営みの中で患者がふたたび「生きる」ことの裏づけになっているのである──。土居健郎をして「ほとんどフロイトを越えている」と言わしめた著者の代表作。

私は以前から精神療法はどのような形のものであれ一種の劇のようなものだと考えていて、その考えを早い時期の拙著の}つの中でのべたことがある。ところで本書の著者はその点が私以上にわかっているようだ。だからこそ彼の書く文章もまた生き生きとしてくるのだろう。彼の症例に出て来る人物は治療者を含めて患者がすべて生きている。英語にジューシ(juicy)という形容詞があるが、彼の書く文章がまさにそれである。読者はいったんこの本を読みだすと、まさに巻を措く能わずという心境になるのではないか.本書によって多くの読者が精神分析という営みにはどのような陥穽が潜み、また
それがどのような醍醐味をもたらすものであるかを知ることを願ってやまない。(土居健郎「序文」より)

著者が最も関心を注いだ分析的な営みの本質に向けて思考した試みを集めた処女作。

目次

序文=土居健郎
序にかえて
1章 「私」の危機としての分析的営み
2章 こころの空間,治療の空間
3章 逆転移に「利用される」こと―自己愛との交わり
4章 ものが単なるものでなくなること―わからないこと,生きていること,開かれること
5章 ひきこもることとつながること
6章 エディプス,プレエディプス,私たちの生きる場所
7章 中立性という謎
8章 共感という罠―不可能な可能性
9章 カウチ,隔たりと生々しさの逆説
10章 プライヴェートな営み,生きた空間
あとがき
初出一覧
文献/人名索引/事項索引

商品詳細

出版社名
岩崎学術出版社
フォーマット
単行本

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