精神の哲学者ヘーゲル
発売日:2003年4月
- ISBN
- 978-4-88352-068-8
- 著者情報
- 岩佐 茂(イワサ シゲル)
1946年生まれ、一橋大学社会学研究科教授
島崎 隆(シマザキ タカシ)
1946年生まれ、一橋大学社会学研究科教授
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商品説明
ヘーゲルに関する文献学的研究が進み、ヘーゲル自身の草稿など、オリジナル・テキストの分量が飛躍的に増大した現在、膨大な内容と多面性をもつヘーゲル哲学を、一言でどう特徴づけられるだろうか。否、そうした試みこそ、そもそも冒険的としてそしられるかもしれない。だが、あえてこの試みに挑戦するとすれば、私の意見では、それを《精神の哲学(Philosophie des Geistes )》と名づけるのが妥当のように思われる。少なくとも、《精神(Geist )》をヘーゲルがどのように把握しようとしたのかを追究することは、ヘーゲル哲学の本質をつかむのにおおいに有効であるだろう。そしてこのとき、『エンチュクロペディー』の体系(論理学自然哲学精神哲学)でいうと、このなかの第三部門である「精神哲学」のみに注目されるされるわけではなく、ヘーゲル哲学全体の基本性格が問題とされる。・・・・・・・・・いずれにせよ、すでに示されたように、《精神》をキーワードとしてヘーゲルを読み解くことはその哲学的可能性をさらに切り開くこととなるのではないだろうか。(本書「序章」より)
目次
ヘーゲルにおける“精神の哲学”の構想
基本性格 ヘーゲルにおける“精神”の概念とその意義
若きヘーゲル 「人倫における悲劇」から「市民社会」の誕生
精神現象学 “精神”の条件―ヘーゲル哲学と功利性原理
論理学 魂(Seele)から精神(Geist)へ―ヘーゲル論理学における形而上学的心理学批判
法哲学 個々人は普遍的意志を担いうるか?―ヘーゲル『法の哲学』において人民を精神と捉える意味
自然哲学 「自然の無力」から精神へ
美学 ヘーゲル哲学における制作と享受の弁証法―『美学講義』以外のテクストから
歴史哲学 「自由」を原理とする歴史哲学の射程
哲学史 他なるものをめぐって―フォイエルバッハの批判を受けて
弁証法 誤解されたヘーゲル―マルクス的解釈との関連で
商品詳細
- 出版社名
- 創風社
- フォーマット
- 単行本
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