ケンスケの王国
発売日:2002年9月
- ページ数
- 210p
- ISBN
- 978-4-566-01299-8
- 著者情報
- モーパーゴ,マイケル(モーパーゴ,マイケル)(Morpurgo,Michael)
1943年、イギリスのハートフォード州生まれ。ロンドン大学キングズ・カレッジ卒業。小学校教師を経て作家となり、とりわけ児童文学作品を数多く発表。この分野で、現代イギリスを代表する作家としての地位を確立している。『ケンスケの王国』で、2000年のイギリス「子どもの本賞」を受賞
佐藤 見果夢(サトウ ミカム)
1951年、神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。公立図書館に勤務ののち、絵本や児童文学の翻訳に携わる
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商品説明
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
イギリスの児童作家、マイケル・モーパーゴは『戦火の馬』で知りました。イギリスの作家なのにタイトルに日本人名……?なぜ?って、思いますよね?私はすごく不思議な感じがして、この作品のタイトルを聞いてからすぐ本書を探してきました。主人公は“ケンスケ”ではなく、突然働いていた工場が閉鎖になり、解雇された両親とともに家族でヨットの世界一周旅行に出かけた12歳の少年“マイケル”です。仕事を切られたというのに、(多少は落ち込んでいましたが)すぐに切り替えて家族で旅に出よう!なんて、計画を立てて実行してしまうのは、国民性の違いでしょうか?この物語はヨットで旅行中、船から落ちた愛犬を助けようとして自分も遭難してしまったマイケルが、無人島でひっそりと暮らしていた元日本兵の老人“ケンスケ”に助けられ、両親に再び出会うまで、その無人島でケンスケと島暮らしをするお話です。本の見返しの部分には、マイケルの家族がヨットで旅した航路のが描かれていて、それを見るとマイケルは東南アジアのパプア・ニューギニア諸島のどこかの小島に流されたらしいということが分かります。物語の中で、ケンスケがなぜ、こんな無人島にひっそり住んでいるのか、ケンスケがどんな人なのか、物語を読んでいくとわかりますが、決してお涙ちょうだいふうには描かれておらず、起きた出来事をとつとつと語っている感じがあります。このお話をもし、映像化とかしたら、きっとすごくドラマチックに描かれそうな気がします。この作品、ぜひきちんと最後まで読んで、ほしいです。特に最後の章の「おわりに」と、訳者の後書き(解説)まで、しっかり読んでください。(作者と主人公が同じ【マイケル】という名前なのでこの章を読むと、ホントにあったおはなしのような感じさえしてきます。)作者がどんな資料を基にどんなふうに感じてこの物語を描かれたのか、この部分を読むと改めてていろんなことが分かります。小学校高学年くらいのお子さんたちから、中学生・高校生に読んでもらたいたい1冊です。特に、今年メディアで話題になった「永遠の0」など、戦争ものに興味のあるお子さんたち、華々しい戦士たちの活躍の下で、ひっそりとこんな風に生きていた兵士もいたのだと、知ることのできる作品です。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子18歳、女の子13歳)
商品詳細
- シリーズ名
- 評論社の児童図書館・文学の部屋
- 出版社名
- 評論社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 小学34年生 小学5
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Kensuke’s kingdom
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