学級を「学びの共同体」にしよう 中学校編
発売日:2002年7月
- ISBN
- 978-4-18-132716-3
- 著者情報
- 長野 藤夫(ナガノ フジオ)
TOSS中学網走みみずくの会代表。TOSS中学機関誌『トークライン中学』編集長。北見市立北中学校
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商品説明
教室を「個の集合体」から「学びの共同体」に変えるには、授業で学びの共同体をつくる発想が必要。それには学級づくりで生徒の連帯を築き、荒れない教室にしようと提案する
はじめに
教室が「個の集合体」になろうとしている。
たとえば、他のクラスの生徒が教室に入ってくる。ある生徒に因縁をつけ、胸ぐらをつかんで殴りかかる。
しかし、周りの生徒は「我関せず」である。止めに入る生徒はいない。が、だからといって教師に知らせに走ろうという生徒もいないのである。
だから、教室で誰かが泣いていても知らんぷりである。「どうしたの?」と声をかけようともしない。
いじめが起きても、「私には関係ない」「いじめられるようなことをするから悪いんだ」で済ませようとする。
文化祭の学級の取り組みを決めるのに話し合いをしても、誰かを指すのに「あの人」「その人」である。名前も覚えていない。
明石要一氏は言う。
子どもの生活空間は大きく分けて、次の三つに分けられる。一つは「身内」である。二つ目が「世間」である。そして三つ目が「赤の他人」である。
〈『心を育てる学級経営』(明治図書)二〇〇〇年五月号臨時増刊八ページ〉
そうなのである。
ただ同じ教室にいるだけの「赤の他人」になってしまっているのだ。教室が「個の集合体」になろうとしているのである。
これではいけない。なぜ教室には四〇人もの生徒がいるのかという意味を考えなくてはならない。教室が「個の集合体」でいいのなら、やがては学級そのものが要らないということになってしまうではないか。
思春期である。「人とのかかわり」が最も必要な「とき」を、中学生は生きているのである。教室が「個の集合体」であってはならない。
では、「個の集合体」に対するものは何かである。
共同体
学級集団がともに学び合う共同体であってこそ、学級は学級たりえるのだ。
本書では、「学びの共同体を中学校でどうつくるか」という方法を示した。
学級を学びの共同体にしたいと日々実践を重ねる中学教師の役に立てれば幸いである。
TOSS中学網走みみずくの会代表 /長野 藤夫
目次
1 学校は「集団」で学ぶところである(教室は「控え室」ではない)
2 授業で「学びの共同体」をつくる(国語の授業で「学びの共同体」をつくる
社会の授業で「学びの共同体」をつくる ほか)
3 「学びの共同体」をつくる学級づくりの方法(三日で学級を組織する
学級集団に規範を打ち立てる ほか)
4 荒れる教室を「学びの共同体」で立て直す(道徳授業で生徒に「志」を持たせる
「統率」が共同体を作る源である ほか)
5 思春期だからこそ「学びの共同体」なのだ(常に「他者」が寄り添っている)
商品詳細
- 出版社名
- 明治図書出版
- 対象年齢
- 教員
- フォーマット
- 単行本
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