井伊直弼修養としての茶の湯
発売日:2001年11月
- ISBN
- 978-4-423-10100-1
- 著者情報
- 谷村 玲子(タニムラ レイコ)
1976年聖心女子大学文学部卒業。1994年国際基督教大学大学院比較文化研究科博士課程修了。1998年国際基督教大学より博士号(学術博士Ph.D.)取得。1998年〜ロンドン大学アジア・アフリカ語学院(SOAS)客員研究員。日本思想史・茶の湯文化史専攻
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商品説明
近世の為政者階級である武家として文武にわたる〈なすべき業〉の修養に勤める直弼は、同時に徳川家のために先陣を駆って死に向かう戦う武士を夢みていた。本書はこれまで誰もなし得なかった、政治家井伊直弼と文人井伊直弼の統合を修養としての茶の湯の視点から試みて、政治と茶の湯との関わりを魅力的な叙述で見事に描いてみせる。嘉永4(1851)年から安政7(1860)年までの44会の茶会記録から、理念と歴史的現実が鋭く相克するシーンを丹念に解読し、文人の内面世界と政治家の思想と行動を考察するアプローチは独創的である。その上で、これまで未紹介の原資料に注目するとともに、晩年の著述『茶湯一会集』を武家のための〈総合的茶の湯作法集〉と評価し直すことにより、転換期を生きた井伊直弼を茶道史においても新たに位置づけ直す。第12回茶道文化学術奨励賞(財団法人:三徳庵)受賞。「日本経済新聞」に書評掲載。
目次
第1章=理想の武士と「なすべき業」(若き日の苦悩/武道と文芸)
第2章=埋木舎時代の茶の湯(石州流/井伊家)
第3章=世子時代の茶の湯(茶の湯著述/食事の表記/懐石)
第4章=藩主時代の茶の湯・武家の茶の湯の完成(『茶湯一会集』/一期一会と独座観念)
第5章=直弼の茶会・大名茶会と草庵茶の湯(直弼の茶会記録/大名・数寄屋坊主の会/草庵茶の湯の実践)
井伊直弼(茶の湯)関連年譜 文献目録
商品詳細
- 出版社名
- 創文社
- フォーマット
- 単行本
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