平安文芸史攷

渡辺仁史/著

発売日:2001年5月

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ISBN
978-4-7879-5504-3

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商品説明

(著者より)  本書第一部では、文芸史の記述はいかにして可能かという問いのもとに、記述の意義、記述主体の変容、倫理と自己保全の問題を論じる。その上で正当な意味での文芸の歴史的次元の復権を目的として、単独の記述主体によって平安文芸史が創出する感性の布置と屹立の様相を言説の変容と破壊として記述することを試みた。あわせて第二部には王権論批判等を含め、第一部執筆の起点となった『源氏物語』の情愛と宗教的精神に関する諸論を、未発表論文を含めて収録する。

目次

はじめに           第一部 文芸史論 第一章 文芸史の方法      一 研究史二 言語分節と認識の変容三 記述行為の意義四 変容と破壊 補論一 記述主体の変容     一 主体の戦中と戦後二 主体の変容補論二 散文と散文精神     一 散文論の隆盛二 散文と散文精神第二章 平安文芸史攷      一 言説の受容二 言説の塑型三 言説の深化四 言説の拡散五 言説の破壊 第二部 『源氏物語』論 第三章 「いづれの御時にか」     一 冒頭の表現二 冒頭の差異第四章 帝の意識とその周辺     一 後宮における生活二 帝と劔璽三 帝・貴族と国政第五章 光君の呼称       一 光君をめぐる呼称二 呼称の多層性三 光君をめぐる研究史第六章 喪失と「慰め」      一 喪失からの始発二 喪失感の克服への道三 「慰め」の構造と意義四 情愛の架橋第七章 「罪」と苦悩       一 「罪」と「咎」二 「犯し」と「過ち」第八章 六条院の四季の町     一 四季の町の配列二 浄土教と六条院三 調和的世界の形成第九章 仏道と愛執との間     一 荘園の情景二 現世への執着心三 和光同塵の思惟四 仏道と執着心第十章 無常と「行ひ」      一 情愛と仏道二 執着心への回帰三 悲傷の彼方 おわりに

商品詳細

出版社名
新典社
フォーマット
単行本

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