砂のゲーム ぼくと弟のホロコースト

  • 砂のゲーム ぼくと弟のホロコースト
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ISBN
978-4-265-04174-9

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商品説明

<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
上の子が、第2次大戦中の話が読んでみたい。特にヨーロッパの話。という難しい注文を出してきました。どこがどう難しいかというと、「戦争物」の文学は、選択を間違えると子どもに恐怖しか与えないんじゃないかと、私自身が感じているからです。きちんと戦争のことが伝わってくるもので、難しすぎず、かつ読んだ後に重くならない作品。色々考えて、この作品をさがしてきました。自分的には大正解だったと思いました。これは作者の自伝ですが、決して悲しいドラマ仕立てにしていません。それでいて、きちんとナチスドイツのユダヤ人迫害についても、当事者の子どもの目線で、しっかり伝えてくれている物語でした。「ゲットー(ナチスドイツ軍がユダヤ人たちを収容していた強制隔離地区)」や「ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)」など、ナチスドイツの代名詞ともなる言葉が頻繁に出てきますが、作者=主人公のぼくは、弟と「戦争あそび」などしながら子供らしくありつづけ、実際身近に起きている戦争の出来事は、まるで夢でおきている事のように語っていきます。(それでも事実はキチンと描写してくれていますが)中でも本当に命の危険にさらされたことがあり、その時「ぼく」は弟に「そうだよ。夢なんだよ」と答えています。この時のことは本書の中で、「冒険談」として短くまとめてあります。また、何箇所か移動したゲットーの中で、「ぼく」は、あのアンネ・フランクのいた収容所=ゲットーの隣(の収容棟)にいたことがあったそうです。偶然というのは不思議なものですね。この作品には副題として「ぼくと弟のホロコースト」とあって、翻訳者は後書きで、外国人ジャーナリストに質問された時の作者の言葉を記してくれています。「あなたにとって『ホロコースト』はホロコーストにすぎないでしょうが、私にとって、それは、子ども時代でした」この一文は作品のすべてを語ってくれています。うちの下の子は少し前に「アンネ・の日記」を読んで、感動したといっていました。この作品も「アンネの日記」共々小学校中学年くらいから高校生くらいの子どもたちに、ぜひ読んでもらいたい素晴らしい作品です。子ども目線で、大変読みやすく描かれています。また、「アンネの日記」だと、男の子は読みずらい面をあるでしょうが、こちらは男の子が主人公なので、男女ともに手に取りやすいと内容になっています。有名な歌に「戦争を知らずにぼくらは育った」というフレーズがありますが、世界を巻き込んだ戦争について、実体験していない我々子育て手世代、現役の子どもたちが、「知らなかった戦争」に触れるきっかけになるきっかけになるのではないでしょうか?(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳)

商品詳細

シリーズ名
新しい世界の文学 4
出版社名
岩崎書店
対象年齢
小学高学年
フォーマット
単行本

注意事項

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