ピーチ・ブロッサムへ 英国貴族軍人が変体仮名で綴る千の恋文

葉月奈津/著 若林尚司/著

発売日:1998年7月

  • ピーチ・ブロッサムへ 英国貴族軍人が変体仮名で綴る千の恋文
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ISBN
978-4-89434-106-7

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商品説明

二十世紀とともに誕生し二十世紀とともに今消えゆこうとしている、或る家族の物語である。この家族は二つの世界戦争によって別離を強いられ、結局、「家族への夢」を絶たれてしまう。歴史に翻奔されるこの「分断家族」を支えたのは手紙であった。始まりは1902年。「憧れの日本」にやってきたアイルランド貴族の軍人、アーサー・ハート=シノットは、桃花の下に佇む下町育ちの大和撫子鈴木まさを見初め、ピーチ・ブロッサムとあだ名する。二人は間もなく所帯を構えるものの、大英帝国の武官たるアーサーは香港、ビルマ等での勤務を、そして遂には第一次世界大戦西部戦線への従軍を強いられる。アーサーは激戦地においてすら、三日にあげずまさへの激しい愛を、日本語の手紙に綴り続ける。1918年、西部戦線ソンムの戦場でアーサーは両足を失う。移動もままならないアーサーは断腸の思いで日本への帰化の夢を諦め、不自由な生活の必要から、まさとは別の女と結婚する。アーサー・ハート=シノットと鈴木まさの「家族への夢」は一発の砲弾によって絶たれたのである。―柳行李から偶然見つかったアーサーの千の手紙。押し花の添えられた、変体仮名の見事な日本語で綴られた千の手紙が、日本人になりたかった男と大和撫子の悲しい恋を、そして「世界戦争の世紀」とともに生きた分断家族の悲劇を証言する。積年の取材による感動のノンフィクション。

目次

第1部 出会い(絆の芽生え
日露戦争
イギリス帰国、長男清の誕生 ほか)
第2部 動乱(アイルランドの日本庭園
動乱の兆し、ビルマにて
第一次世界大戦 ほか)
第3部 分断(1997年春、彼岸の供養
母子の絆
清、陸上界の彗星 ほか)

商品詳細

出版社名
藤原書店
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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