人種主義と反人種主義 越境と転換
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- 出版社名
- ページ数
- 419p
- ISBN
- 978-4-8140-0389-1
- 発売日
- 2022年03月
商品の説明
- 制度が創る人種。近代以降の連鎖を断つには?19世紀、洋の東西で同時に起きた人種化の波。明治期の人種認識から最新のゲノム研究まで、近代以降の人種を巡るせめぎあいを日本・フランスの論者らが説き明かす。
- 目次
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序論──非英語圏からの共同発信の試み
[竹沢泰子,ジャン=フレデリック・ショブ]
I 前近代と近代の連続性/不連続性
第1章 「人種」と「文明」
──明治期の教科書記述にみる世界認識の変容 [竹沢泰子]
第2章 バスク人とユダヤ人の間で
──いかにスペイン人アイデンティティが人種化したか
[ジャン=フレデリック・ショブ]
【Dialogue】竹沢泰子×ジャン=フレデリック・ショブ
(コメンテーター)クロード=オリヴィエ・ドロン,平野千果子
II 統治と学知
第3章 被差別部落へのまなざしと生権力
──包摂と排除のポリティクス [関口 寛]
第4章 日本統治下台湾における植民地人類学
──「理蕃」政策と先住民族の本質化 [アルノ・ナンタ]
【Dialogue】関口寛×アルノ・ナンタ
(コメンテーター)坂野徹,ジャン=フレデリック・ショブ
III 分類する法
第5章 20世紀フランスとイタリアにおける法的経験
──反ユダヤ人法制,混血児の地位,優生政策
[シルヴィア・ファルコニエーリ]
第6章 近代日本の法的婚姻と人種論
──「国際結婚」をめぐる言説空間の変容 [長志珠絵]
【Dialogue】長志珠絵×シルヴィア・ファルコニエーリ(代理:ジャン=フレデリック・ショブ)
(コメンテーター)松本悠子,ライナー・マリア・キーソー
IV 反人種主義の葛藤と展開
第7章 両義的な反人種主義
──唯心主義的批判あるいは霊的人種間の不平等
[クロード=オリヴィエ・ドロン]
第8章 反人種主義と霊性──国際主義の歴史再考
[田辺明生]
【Dialogue】クロード=オリヴィエ・ドロン×田辺明生
(コメンテーター)池亀彩,ピエール・ブーレッツ
V 遺伝的祖先と人種の解体/再生
解説 遺伝子検査による祖先(ルーツ)検査とは [竹沢泰子]
第9章 ゲノム情報から「私」の祖先を“選ぶ”
[太田博樹]< ほか
商品詳細情報
| フォーマット | 単行本 |
|---|---|
| サイズ | 22cm |
| 対象年齢 | 一般 |
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