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論理学 考える技術の初歩

  • エティエンヌ・ボノ・ド・コンディヤック/〔著〕 山口裕之/訳 コンディヤック,エティエンヌ・ボノ・ド(Condillac,Etienne Bonnot de)
    1714~80年。フランスの哲学者。イギリス経験論をフランスに輸入・発展させた

    山口 裕之
    1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、徳島大学准教授。専門は、フランス近代哲学・科学哲学

  • シリーズ名
    講談社学術文庫 2369
  • ISBN
    978-4-06-292369-9
  • 発売日
    2016年07月

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商品の説明

  • 啓蒙思想家と交流をもちつつ、ロックやニュートンなどの経験論をフランスに輸入・発展させたコンディヤック(一七一四―八〇年)は、最晩年に至って若者たちのために最良の教科書を記した。この本を読めば、難解な書物も的確に、そして素早く読むことができる―と著者自身が断言する本書には、西洋が生んだ知の技法の奥義がある。本邦初訳作品。
目次
第1部 自然はいかにして我々に分析を教えるか。また、この分析という方法に即して観念と心の諸機能の起源と発生を説明すると、どのようになるか(自然はいかにして考える技術の最初のレッスンを我々に与えるか
知識を獲得する唯一の方法は分析である。いかにして我々は分析という方法を自然そのものから学ぶか
分析は精神を正確なものにする
いかにして自然は我々に感覚的対象を観察させ、さまざまな種類の観念を獲得させるか
感官で捉えられないものごとについての観念
同じ主題のつづき
心の諸機能の分析
同じ主題のつづき
感覚能力と記憶力の原因について)
第2部 分析の手段と効果についての考察、すなわち、よくできた言語に還元された推論の技術(我々が自然から学んだ知識はいかにしてすべてが完全に結びついた体系をなすか。自然の教えを忘れたとき、我々はいかにして道に迷うか
いかにして行動の言語が思考を分析するか
いかにして言語は分析的方法になるか。この方法の不完全性
言語の影響について
抽象的で一般的な観念についての考察。推論の技術はいかにしてよくできた言語に還元されるか
言語の乱用を改善する唯一の手段は定義だと考える人がどれほど間違っているか
言語が単純であれば、推論はどれほど単純になるか
推論の技巧は何に存するか
確かさのさまざまな段階。明証性、推測、類推について)

商品詳細情報

フォーマット 文庫
サイズ 15cm
原題 原タイトル:La logique
対象年齢 一般
初版の取り扱いについて 初版・重版・刷りの出荷は指定ができません。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、
商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

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本書は、18世紀フランスを代表する思想家エティエンヌ・ボノ・ド・コンディヤック(1714-80年)が最晩年に執筆した書物、待望の本邦初訳である。
ヴォルテール、ルソー、ディドロ、ダランベールなど、綺羅星のごとき思想家たちが並び立つ「啓蒙の世紀」のフランスで、彼らと交流をもちながら活動したコンディヤックは、現代の枠組みを用意した立役者の一人だった。にもかかわらず、邦訳の少なさのため、日本ではよく知られることのないまま今日に至っている。みずから影響を受けたデカルト哲学の限界を見極めたコンディヤックは、ジョン・ロック(1632-1704年)やアイザック・ニュートン(1642-1727年)といったイギリスの「経験論」と呼ばれる潮流を積極的に導入し、感覚や記号に関する独自の思想を作り上げた。それは近代科学の成立に少なからぬ寄与をしたことが知られている。
本書は、ポーランド国民教育委員会の要請を受け、論理学の初等教科書として執筆されたものだが、その背景にはコンディヤックが磨き上げた思想体系がはっきり見て取られる。本書は後世にも多大な影響を与え、例えば「近代化学の父」と言われるアントワーヌ・ラヴワジエ(1743-94年)が1789年に出版した『化学原論』は、明らかにこの『論理学』に依拠して書かれている。
本書がていねいに解説する「論理学」は、専門家にしか理解できない難解さとはいっさい無縁である。その目的は実に明快で、「正しく考える方法」を身につけることにほかならない。その方法を習得できたなら、コンディヤック自身が言っているように、「諸学問について適切に論じている本を、遅くはないスピードで読み進めることができる」ようになる。それは誰にとっても生きていく上で何より役に立つだろう。ヨーロッパが生み出した本物の技術が、ここにある。

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