異類婚姻譚
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本谷有希子/著 本谷 有希子
1979年生まれ。2000年、「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』により第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』により第53回岸田國士戯曲賞受賞。2011年に小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年に『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、2014年に『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞を受賞
夫婦の不可思議を軽妙に描く、第154回芥川賞受賞作
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- 出版社名
- ページ数
- 166p
- ISBN
- 978-4-06-219900-1
- 発売日
- 2016年01月
商品の説明
- 子供もなく職にも就かず、安楽な結婚生活を送る専業主婦の私は、
ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気付く。
「俺は家では何も考えたくない男だ。」と宣言する夫は
大量の揚げものづくりに熱中し、いつの間にか夫婦の輪郭が混じりあって…。
「夫婦」という形式への違和を軽妙洒脱に描いた表題作ほか、
自由奔放な想像力で日常を異化する、三島賞&大江賞作家の2年半ぶり最新刊!
商品詳細情報
フォーマット | 単行本 |
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サイズ | 20cm |
対象年齢 | 一般 |
商品のおすすめ
「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」
――結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、
軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作ほか、「藁の夫」など短編3篇を収録。
大江健三郎賞、三島由紀夫賞受賞作家の2年半ぶり、待望の最新作!
作り手の思い
恐ろしい、だが、可笑しい。
気味わるい。だが、気持ちいい。
他人同士が身内になる「夫婦」の不可思議を軽妙に描く、三島賞・大江賞作家の衝撃作。