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  • 鉞子 世界を魅了した「武士の娘」の生涯

  • 鉞子 世界を魅了した「武士の娘」の生涯

鉞子 世界を魅了した「武士の娘」の生涯

  • 内田義雄/著 1939年新潟県長岡市生れ。県立三条高校、東京大学文学部西洋史学科卒業後、62年NHK入社。新潟放送局、報道局外信部、サイゴン・ニューヨーク特派員、報道番組ディレクター、『ニュースセンター9時』編集責任者、スペシャル番組プロデューサーなどを歴任。96年退社。現在、日本エッセイスト・クラブ会員、日本プレスクラブ会員。主な著書に、『聖地ソロフキの悲劇 ラーゲリの知られざる歴史をたどる』(NHK出版)、『戦争指揮官リンカーン―アメリカ大統領の戦争』(文春新書)、『自壊するアメリカ』(共著、ちくま新書)などがある

  • ページ数
    254p
  • ISBN
    978-4-06-218318-5
  • 発売日
    2013年03月

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商品の説明

  • あの司馬遼太郎がその存在を知らず、一読して『福翁自伝』にひけをとらぬ内容、と驚嘆した自伝がある。
    1925年(大正15年)、アメリカで無名の日本人女性が英語で書き下ろした『武士の娘』が刊行され、その年のベストセラー・リストに載った。『グレート・ギャツビー』と並ぶ売れ行きで、異例の8万部が世に出た。
    著者・杉本鉞子は明治5年生まれ。父は長岡藩の筆頭家老で、司馬遼太郎の『峠』の主人公・河井継之助と幕末に対立し、藩の役職を追われたいわば没落士族である。維新後は、いわゆる武士の商法から零落する。
    それにもかかわらず、鉞子は厳しい教育を受け、10代で東京へ出てクリスチャンの学校へ通い英語を身につける。卒業後、浅草で教職につくのは、ちょうど樋口一葉が同地に移り住む頃だった。
    縁あって、アメリカ中部で美術商を営む杉本松雄に嫁ぐのが明治35年。しかし、42歳で寡婦となった鉞子は、二人の娘を養育しながらアメリカにとどまる決意をする。
    生涯、彼女をサポートしてくれたアメリカ人女性との邂逅。食べるためにはじめた新聞・雑誌への投稿が、編集者の目に留まり一冊となる。それが『武士の娘』だった。ニューヨークへ移り住んだときには、コロンビア大学の教壇で日本語と日本史を、日本人女性としてはじめて教えた。
    戦争をはさみ、『武士の娘』以降3冊の本を書いた鉞子は、昭和25年に息をひきとるまで日米の架け橋となった。アメリカでは有名人、日本では無名―忘れられた杉本鉞子の一生を描く。
    ちなみに『武士の娘』は、現在もちくま文庫で、順調に版を重ねている。かつ、昨年鉞子のアメリカ時代の書簡が発見され、地元・新潟の会津八一記念館で展示されている。
目次
序章 エツ・イナガキ・スギモト
第1章 幕末維新に翻弄される父と娘
第2章 戊辰戦争と明治の稲垣家
第3章 婚約、そして東京へ
第4章 空白の五年間
第5章 アメリカへの旅立ち
第6章 フローレンス・ウイルソン
第7章 帰国
第8章 賞賛された「不屈の精神」
第9章 協力者の死と戦争への道
第10章 鉞子が遺したこと
終章 黒船(The Black Ships)

商品詳細情報

フォーマット 単行本
サイズ 20cm
対象年齢 一般

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