新訳建礼門院右京大夫集

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ページ数
568p
ISBN
978-4-909832-82-5
著者情報
島内 景二(シマウチ ケイジ)
1955年長崎県生。東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)。現在、電気通信大学名誉教授

¥2,970 税込

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商品説明

右京大夫の記憶の底には、平家一門の男や女たちの人々の「悲しみ」がある。彼らは、自分たち一族を天国から地獄へと突き落とし、滅亡させた歴史に対して、「言葉にならない怒り」を感じている。だが、既に死者であるがゆえに、彼らの悲しみは言葉になれずに、鬱勃とした状態のままで蠢(うごめ)いている。生き永らえて、沁んでいった者たちの悲しみや怒りを抱え続けた右京大夫は、自分の心と、彼らの心を「同機」させた。そのうえで、自分の記憶を言葉にし、かつ、和歌に歌った。

平家の全盛期、宮廷に仕える女房が目にした華やかな生活と没落、そして、壇ノ浦に果てた平家公達との切ない恋と別れをつづった和歌集を現代語訳。
『平家物語』時代の歴史の荒波を、源氏側からでなく、滅びゆく平家側の視点で見わたす……激動する世界情勢の現代にも通ずる混乱の時代に生きた女性の記録を、作者の体温が生き生きと伝わる「新訳」で読む。

著者は、NHKラジオ第2放送で、2023年4月より再び「古典講読・日記文学をよむ」講師を担当。

目次

はじめに 『建礼門院右京大夫集』への誘い

I●上巻の世界
0 標題
1 序文
2 「雲の上」の世界に紛れ込んで
 2-1 天皇と中宮の輝かしい姿
 2-2 二人の女神
3 西園寺実宗の思い出、二つ
 3-1 幻の琴の合奏
 3-2 幻の恋敵・平維盛
4 一枝と二枝
 4-1 二枝の思い出
 4-2 一枝の思い出
5 高倉天皇の横笛
6 題詠の和歌をまとめて
7 藤原公衡の恋人
8 平重盛の思い出
 8-1 菊の栄え
 8-2 兄弟で左大将と右大将
 8-3 迫りくる火事の炎
 8-4 平宗盛と、五節の櫛の思い出
9 平資盛との運命の契り
10 秋の物思い、二つ
 10-1 いなくなった蟋蟀
 10-2 尾花の涙
11 数字を詠んだ二つの歌
 11-1 二つの月夜
 11-2 三つの橘
12 春の物思い
 12-1 御所で資盛の姿を見るにつけて
 12-2 兄の菩提を弔う
13 花の思い出
 13-1 花見に参加できず
 13-2 でも、花は好き
 13-3 斎院御所の桜
 13-4 中将の君の恋
14 工芸品の思い出、二つ
 14-1 資盛から贈られた州浜
 14-2 父が画賛を書いた絵
15 初夏の情景、二つ
 15-1 山里の時鳥
 15-2 花橘の香り
16 菖蒲の思い出
 16-1 平時忠からの献上品
 16-2 暗い気持ちの菖蒲の日
 16-3 平維盛の妻との交流、菖蒲編
 16-4 再び、暗い気持ちの菖蒲を
17 秋を惜しむ建春門院
18 紅葉の思い出?
 18-1 平維盛の妻との交流、紅葉編
 18-2 平忠度と紅葉?
 ほか

商品詳細

出版社名
花鳥社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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