シリーズ宗教学再考 7「有限性と罪責性 『過ちやすき人間』/『悪のシンボリズム』」
発売日:2025年3月
- 巻の著者
- ポール・リクール/著 杉村靖彦/訳
- 巻の書名
- 有限性と罪責性 『過ちやすき人間』/『悪のシンボリズム』
- ページ数
- 641,12p
- ISBN
- 978-4-336-07117-0
- 著者情報
- リクール,ポール(リクール,ポール)(Ricoeur,Paul)
1913‐2005。1913年フランス・ドローム県のヴァランス生まれ。レンヌ大学、パリ・ソルボンヌ大学で哲学を学ぶ。第二次大戦に出征し、ドイツ軍の捕虜となり捕虜収容所に拘留。戦後に取り組んだ「意志の哲学」の第一巻『意志的なものと非意志的なもの』により国家博士号を取得(本書『有限性と罪責性』は第二巻にあたる)。1949年ストラスブール大学助教授、1956年パリ・ソルボンヌ大学教授、1964年に新設のパリ・ナンテール大学に移る。1970年代にはシカゴ大学神学部でも教え、エリアーデなどと交友をもつ。20世紀後半のフランスを代表する哲学者の一人であり、実存哲学、現象学、解釈学、構造主義等々、時代を代表する諸思潮との粘り強い対話を通して独自の哲学的立場を確立した。また、フランスでは少数派の改革派プロテスタントの出自であり、哲学著作と並行して、キリスト教思想や聖書解釈に関する論考も数多く発表してきた
杉村 靖彦(スギムラ ヤスヒコ)
1965年大阪府生まれ。1994年京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。京都大学大学院文学研究科教授
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商品説明
悪の問いに応答する宗教哲学。人間の「過ちやすさ」を精緻に解き明かす哲学的反省が、象徴的・神話的表現の渉猟によって、悪の経験を表現する豊穣で多彩な諸宗教の象徴言語に接続する。二十世紀フランス哲学の巨人リクールは“解釈学的哲学”の泰斗であるが、初期の“意志の哲学”では、哲学と宗教ははるか近くで呼応していた。リクールの歩みの一大転機となった、新たな宗教哲学への記念碑的著作。『過ちやすき人間』と『悪のシンボリズム』からなる二巻構成本の全訳。
悪の問いに応答する
アクチュアルな宗教哲学――
人間の「過ちやすさ」を精緻に解き明かす哲学的反省が、象徴的・神話的表現の渉猟によって、悪の経験を表現する豊穣で多彩な諸宗教の象徴言語に接続する。
20世紀フランス哲学の巨人リクールは〈解釈学的哲学〉の泰斗として知られるが、初期の〈意志の哲学〉では哲学と宗教ははるか近くで呼応していた。
リクールの歩みの一大転機となり、新たな宗教哲学への展望を開く記念碑的著作!
1960年に刊行された本書は、〈意志の哲学〉の第2巻で、『過ちやすき人間』と『悪のシンボリズム』の2分冊からなる。『過ちやすき人間』は、人間の「過ちやすい」存在構造として「悪の可能性」を哲学的に考察し、『悪のシンボリズム』は、悪の象徴的・神話的表現の解釈を通して、「悪の現実性」を照らす宗教的象徴の世界を開き出す。
3冊に分かれて邦訳されたために見えなくなっていたこの大著の広大かつ豊穣なる展望が、全巻通しての新訳によって鮮やかに浮かび上がる。
★〈シリーズ 宗教学再考〉第4回配本
【目次】
『有限性と罪責性』 序言
第一冊 『過ちやすき人間』
第一章 「悲惨」のパトス的表現と純粋反省
第二章 超越論的総合――有限なパースペクティヴ、無限な言葉、純粋想像力
第三章 実践的総合――性格、幸福、尊敬
第四章 情感的脆さ
結論 過ちやすさの概念
第二冊 『悪のシンボリズム』
第一部 一次的象徴――穢れ・罪・負い目
序論 「告白」の現象学
第一章 穢れ
第二章 罪
第三章 負い目
結論 隷属意思の概念における悪のシンボリズムの総括
第二部 始まりと終わりの「神話」
序論 神話の象徴的機能
第一章 創造のドラマと「儀礼的」世界観
第二章 邪悪な神と「悲劇的」実存観
第三章 「アダム」神話と「終末論的」歴史観
第四章 追放された魂の神話と認識による救済
第五章 諸神話のサイクル
結論 象徴は思考を引き起こす
解説/後記
索引
目次
『有限性と罪責性』 序言
第一冊 『過ちやすき人間』
第一章 「悲惨」のパトス的表現と純粋反省
第二章 超越論的総合――有限なパースペクティヴ、無限な言葉、純粋想像力
第三章 実践的総合――性格、幸福、尊敬
第四章 情感的脆さ
結論 過ちやすさの概念
第二冊 『悪のシンボリズム』
第一部 一次的象徴――穢れ・罪・負い目
序論 「告白」の現象学
第一章 穢れ
第二章 罪
第三章 負い目
結論 隷属意思の概念における悪のシンボリズムの総括
第二部 始まりと終わりの「神話」
序論 神話の象徴的機能
第一章 創造のドラマと「儀礼的」世界観
第二章 邪悪な神と「悲劇的」実存観
第三章 「アダム」神話と「終末論的」歴史観
第四章 追放された魂の神話と認識による救済
第五章 諸神話のサイクル
結論 象徴は思考を引き起こす
解説/後記
索引
商品詳細
- 出版社名
- 国書刊行会
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Philosophie de la volonte.2
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